小規模住宅の地盤調査で一般的なスウェーデン式サウンディング試験、大規模建築物・構造物に適したボーリング調査のほか、液状化検討、土壌汚染調査、各種土質試験にも幅広く対応いたします。
1. 予備調査(資料調査/ペーパーロケーション)
現地調査の前に調査地周辺の地形図や土地条件図、地形分類図、空中写真などの既存資料を照査し、計画地の地盤を大局的に予測することが可能です。
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地形図
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土地分類図
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空中写真
どのような地形に位置するか把握することはとても重要です。地盤の善し悪しを解くカギがさりげなく隠れています。たとえば、おおまかにいって沖積低地は軟弱地盤の傾向がある一方、台地・山地・丘陵地は良好な地盤が分布することが多いとされています。
地形分類模式図
地形を読むことは、土地や住宅の購入にあたって判断の大きな助けになるはずです。どのような地形から成り立つ土地なのか知ることで、地盤の傾向を推定することができます。
(左図出典)
地盤情報のデータベース化に関するシンポジウム発表論文集,
土質工学会,pp.69~71,1991.
2. 本調査(現地調査)
住宅地盤の調査は一般にスウェーデン式サウンディング試験が用いられます。地盤の硬軟や土層構成などをチェックし、その地盤の状態を判断します。
スウェーデン式サウンディング試験機
中規模以上の建物や構造物の地盤調査によく用いられる調査方法です。地盤の締まり具合を示すN値と土の採取(サンプリング)を同時に得ることができます。採取した土より各種土質試験を行うことができます。
ボーリング調査
3. 地盤解析・設計
予備調査および本調査の結果から、当該地盤の状態を解釈・総合評価します。建物の計画に基づき安全性・施工性、経済性等により、最適な基礎仕様を選定します。地盤補強の必要性や対策のご提案等、経験豊富なスタッフが対応します。
総合解析に利用される資料など
4. 各種地盤調査・土質試験
弊社ではスウェーデン式サウンディング試験、ボーリング調査の他、各種地盤調査、土資試験を行っています。
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地盤の平板載荷試験(JIS A1521)
地盤に直接的に荷重をかけて、地盤の変形および支持力特性を求めることができます。 - ポータブルコーン貫入試験(JGS1431)
地軟弱地盤を対象に簡易に地盤の状態を調べたいときに用いられる調査方法です。 - 土の一軸圧縮試験(JIS A1216)
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地盤の平板載荷試験
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土の一軸圧縮試験
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一軸圧縮試験報告書